「世界のベスト50レストラン」は2002年にイギリスの雑誌、Restaurant Magazine(レストラン・マガジン)によって始まったコンテストで、2021年10月に21年版がベルギーのアントウェルペンにて開催、発表されました。このコンテストは1000人以上の匿名の陪審員によって審査される世界のベスト50レストランを選ぶものです。この賞は料理の世界におけるオスカーと位置付けられており、昨年の休止期間を経て、今年2021年に再開しました。
この世界ベスト50レストランにはスペインレストランもいくつかランクインしています。
3位にランクインしたのはAsador Etxebarri(アサドール・エチェバリ)です。ミシュラン1つ星を持つこの炭火焼き専門レストランはビルバオから約30kmのビスカヤ県アチョンドにあります。シェフであるビットール・アルヒンソニスはエストレージャ・ダム・シェフズチョイス・アワードも受け取っています。この賞は世界ベスト50レストランのシェフたちが選ぶ、刺激的な仕事ぶりとホスピタリティ分野におけるリーダーシップによって同士のリスペクトを獲得したシェフを一人選ぶもので、シェフたちから一目置かれることの証明です。
5位にはバルセロナのDisfrutar(ディスフルタール)がランクイン。エル・ブジ出身のシェフたち(オリオル・カストロ、エドゥアル・シャストゥルッチ、マテウ・カサーニャス)は最先端をいくテクノキッチンを武器に創造性豊かな料理で世界を魅了します。
14位はMugaritz(ムガリッツ)で、サンセバスチャンにあります。ミシュラン星2つを所有するレストランで、「刺激による快楽の探求」がモットーです。20皿程度からなるおすすめコースのみの提供で、キッチンでは約50人からなる厨房チームが「招待者」(客とは呼ばないのです!)を満足するために働きます。
16位にはゲタリアのElkano(エルカノ)がランクイン。ミシュラン1つ星を所有します。漁師の村ならではの、とれたて魚介類を食感や味を操作せずに網焼きして提供しています。神話級のひらめは必ずお試しください。
20位、マドリードのDiverXOはシェフ、ダビー・ムニョス(ダビスとも呼ばれています。)が先駆者か死ぬか!をモットーにかかげるレストランです。料理の提案とインテリアデザインの両方に驚かされる、超越的な空間を作り上げています。ミシュラン3つ星を獲得しています。
そして49位にはララベツにあるAzurmendi(アスルメンディ)がランクイン。ミシュラン3つ星を所有するレストランで、シェフはエネコ・アチャ。常にバスクを意識した創作料理を提供します。
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