いくつ知っている?スペイン定番料理特集
日本でも人気のスペイン料理。アヒージョやタパス、スパニッシュオムレツ、パエリア、ガスパチョ、チュロスなどは知っているけれど、そのほかのスペイン定番料理は?となると、意外と知られていないかも知れません。そこで今回は、実はまだあまり知られていないけれど世界的に有名なスペイン料理をご紹介します!
名前が可愛い!スペイン産エクストラバージンオリーブオイルが決め手
スペイン料理には、スペイン産のオリーブオイルやタラを使った料理が多くありますが、中でもこちらの料理は定番中の定番。そのお名前は・・・ 『ピルピル(Pil Pil)』と言います。
ピルピルは、白身魚のタラをオリーブオイルで煮て作られた料理です。オリーブオイルで煮込んでいるときのパチパチ音がスペイン語では「ピルピル」だったことから名づけられました。オリーブオイルで煮込む、と聞くと“『アヒージョ』ではないの?“と思う方もいるかも知れませんが、ピルピルとアヒージョには大きな違いがあるんです。大きな違いはオリーブオイルを乳化しているか否かです。アヒージョはオリーブオイルにニンニクの香りを移すことが主ですが、ピルピルはオリーブオイルでじっくり煮込んでいます。オリーブオイルをパンにつけて楽しむのではなく、タラによって乳化したスペイン産オリーブオイルの旨味を味わうのが特徴です。
これはガスパチョとは違う?
スペイン・アンダルシア地方コルドバの名物『サルモレッホ(salmorejo)』をご存知ですか?ガスパチョのような冷製スープですが、このサルモレッホはトマトとニンニクとパンで作ります。ミキサーにトマトとニンニク、スペイン産エクストラバージンオリーブオイル、パン(またはパン粉)、塩を入れてスープ状になるまで攪拌したら出来上がり。器に盛ったらお好みでゆで卵や生ハムをのせて完成。お薦めのオリーブオイルの品種はピクアル種。ピクアル種のオリーブオイルはオレイン酸とポリフェノールを多く含有しているので、ほろ苦くピリッとするので、スープに奥深い味わいが加わります。
これはヘルシー!まるでスープのようなヘルシーなスペイン郷土料理
スペインの主食であるパンと米と同等に重要な食材、それは白いんげん豆。一見ショートパスタのようにみえるのがファベス=白いんげん豆で、このお料理のお名前は、『ファベス・コン・アルメハス=アサリと白いんげんの煮込み』。お豆とアサリの組み合わせは、アサリのお味噌汁に慣れている日本人にとっては好相性。食べる直前で、スペイン産エキストラバージンオリーブオイルをたっぷりまわしかけると、オリーブオイルの豊かなアロマと旨味が食卓に広がります。
これは『パエリア』とは呼ばない?・・・さて、何でしょう?
カタルーニャ地方とバレンシア地方の両方で有名な伝統料理で、黒いパエリアとも呼ばれることがありますが、このイカ墨で作るパエリアのようなものの名前は『アロスネグロ』(arroz negro)。
スペイン産エキストラバージンオリーブオイルをたっぷり使っていただく絶品です。
フレンチトースト?いいえ、これはスペイン発祥のパン
こちらもスペインで愛されている伝統のスイーツ、その名も『トリハス』。スパニッシュ・フレンチトーストとも言われますが、スペイン産エクストラバージンオリーブオイルでつくる揚げパンで、外はカリっと、中はふっくら!一口食べたらクセになるパンなんです。
オリーブオイルで揚げ物を作るメリットは?
オリーブオイルは高温(180゜C)にも耐え、その全特性を失わない唯一の油。素材の表面にカリカリな層を作り、中へ油を浸透させずに素材の味を強める特徴を備えているため、食材のうまみを逃がさずに保護してくれるんです。そして食材は、外はカリっと中は柔らかいままで、ビタミンや特性を維持します。
チュロスだけじゃない!スペイン定番のスイーツ
そして最後にこちらも揚げ物のスイーツを紹介します。見た目はまるで日本の「かりんとう」のように見えますが、このお菓子の名前は「ペスティーニョス」と言って、スペイン産オリーブオイル生産の中心地であるアンダルシア地方に昔から伝わる、スペイン産オリーブオイルで揚げる菓子。オリーブオイルと白ワインがたっぷり入った生地を揚げ、ハチミツに浸したお菓子で、スペイン産オリーブオイルのグリーンでフレッシュなアロマが楽しめますよ。
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