オリーブオイルを使った後、皆さんはどのように処理されていますか?おそらくほとんどの方が処分してしまうのではないかと思いますが、オリーブオイルはきちんと手順を追えば何度か再利用することが可能です。
オリーブオイルは油脂の中でも、全ての品質や利点を維持し、分解することなく高温(200℃まで)に耐えることができる油の一つです。
再利用するためには、料理に使う際にオリーブオイルの温度が200℃を超えないようにしましょう。また、調理する具材はできるだけ水分を多く含まないものが好ましいです。水が出てしまうと、オイルの分解が進む可能性があります。同じ理由から、フライパン等の調理器具に蓋をするのを避けましょう。蓋をすることで蒸気が発生、凝縮し、水分の発生につながるからです。
オリーブオイルを再利用する際にとても重要なのは、使用したオリーブオイルを都度フィルターにかけることです。冷めたオリーブオイルを100%綿もしくは天然繊維のストレーナーにかけましょう。
オリーブオイルを保存する容器には偏光ガラスのものかステンレスのものを選び、光を避けましょう。
また、オリーブオイルを再利用する際には、炒め物や揚げ物にだけ使いましょう。マリネに使用したり、サラダにかけるなど、生で使うことはできません。
新しいオイルと使用済みのオイルを混ぜることもおすすめできません。
最後に、何度か再利用しているオリーブオイルの色が濃くなり、どろっとし始めたら処分の合図です。再利用の回数は平均して5回程度なら問題なく再利用できるのではないでしょうか。中には25回まで再利用可能という調査結果もあるそうです。
いかがでしたでしょうか。
上述のシンプルなポイントをおさえるだけで、オリーブオイルをベストな状態で再利用、保存し、節約だけでなく環境保全に貢献することが可能です。
ぜひお試しください。
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