スペイン人のシェフの中にはスペイン国内だけでなく、世界からも注目を浴びて活躍しているシェフがたくさんいます。以下にご紹介するスペイン人シェフの名前を一度は聞いたことがある方も少なくないのではないでしょうか。
ペドロ・スビハナ
1948年サンセバスチャン生まれ。アケラレというレストランにシェフとして就任。1978年に最初のミシュラン星を獲得するなど、アケラレが数多くの一流美食ガイドなどで高評価を受けることに貢献。スペイン高級料理の先駆者のひとり。
ジョアン・ロカ
1964年カタルーニャ地方、ジローナ生まれ。両親の経営していたカン・ロカというレストランにて料理の世界と密接に育つ。2013年と2015年にThe Restaurant Magazineにて世界一のレストランとして選ばれたカン・ロカ・セラーの責任者。2017年で30周年を迎えた。彼の料理は、精密な技術を駆使した、本来の味を尊重し、高揚させるフリースタイルなもの。
フェラン・アドリア・アコスタ
1962年オスピタレ・デ・ジョブレガ生まれ。2004年米国のTime誌で最も革新的な人物の10人のリストに入る。多くの人から世界最高のシェフと認められる。2011年まで共同オーナーであったエル・ブジは既に今はもう存在しないレストランだが、ミシュラン3つ星として知られていた。また、英国の雑誌、Restaurantでは世界一のレストランと記載され、サン・ペレグリーノ賞を4年連続で獲得するなど、これまで他のレストランが成し遂げたことのない功績をあげている。
マルティン・ベラサテギ
1960年サンセバスチャン生まれ。彼の持つレストラン全てを合わせると、ミシュランガイドに13個の星を持っており、世界中でもこのような功績を収めるシェフはとても少ない。また、2019年にはスペイン文化省から美術功労賞を受賞している。
カルメ・ルスカジェダ
1952年バルセロナ生まれ。今日ではミシュランガイドの星を7つ持つ世界で唯一の女性シェフである。彼女の料理はカタルーニャ料理を基礎にやや現代的にフュージョンされている。東京にもカタルーニャ料理レストラン、サン・パウを2004年に開店している。
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