スペインは大きく17の地方に分かれており、それぞれの地方で特色は異なりますが、「ガストロノミー」という考え方は変わらないのもスペイン料理の魅力のひとつです。
同じく日本も食材を生かした調理を大切にしています。それもあってかスペイン料理が人気で、生ハムや腸詰など、スペインの保存食も日常的に食べられるようになりました。実際にスペイン料理とはどんなものかを知ることで、スペイン料理をさらに深く味わいましょう。
オリーブオイルが生産量、世界一位
スペインは世界のオリーブオイルの半分ほどを生産している国です。そのため、スペインではオリーブオイルが安く、多くの料理にかけて食べられています。また、バターの代わりにオリーブオイルを塗るだけでなく、アヒージョとして家庭でもよく食べられます。ガスパッチョやサラダといった普段のお料理にもオリーブオイルを使っているのがスペインらしさを表しています。
主食はパン!でもお米を使った料理もある
スペイン料理はパエリアやアロス・カルドソ(スペインの雑炊)など、お米料理もありますが、あくまで料理の一品として食べています。主食はパンで、かたくて食べられないパンはスープにつけてトロミ出しに使うほど、日常的にパンを食べているのです。
小皿料理、タパス
スペイン人は1日に5回食事します。朝・昼・夜の間に1回ずつ軽食を挟んでいるため、タパスと呼ばれる小皿料理が活躍することが特徴です。仕事終わりに友人と一緒にバルでお酒を飲みながらタパスをつまむこともよくあります。そのため、タパスの種類は豊富です。場所も違えば、その風土に合わせてまた違ったタパスが置かれているのも食好きにはたまらない魅力です。
スペインは美食の都
スペインは一言ではいい表せない食文化を保っています。とくに、その土地の食材や風土を大切にしたガストロノミー料理は、形は違えども同じルーツを辿っているスペイン料理だといえるでしょう。
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